登山では“理想の食”はむずかしい
登山中、完全なオーガニック食や健康志向を貫くのは現実的ではありません。
体力を維持し、エネルギーを即補給するには、どうしても加工品や糖分多めの食品に頼らざるを得ません。
すず犬くん:「え、登山って健康そうなのに、逆に不健康な食事になるの?」
すずきんくん:「そう。自然の中で食べてるのに、袋麺とかチョコバーとかが主役になるんだよ。」

① ショートニング・マーガリンは避けたい
軽量で保存が効く食品には、ショートニングやマーガリンが使われていることが多いです。
これらはトランス脂肪酸を含み、動脈硬化や炎症の原因になることも。
「登山中の1回くらい…」と思う気持ちも大切。でも、常用は避けるのがベターです。
自然を愛するなら、自分の身体も自然体でいたいですね。
すず犬くん:「じゃあ、どんなおやつがいいの?」
すずきんくん:「ナッツ、ドライフルーツ、チョコ少々。できるだけ素材そのままのものを選ぶのがコツだね。」

② 登山では“糖分”の意味が変わる
普段は控えたい糖分も、登山中は命を支えるガソリンになります。
糖分を罪悪感なく摂る瞬間があるのは、登山の醍醐味でもあります。
大切なのは、下山後に日常モードへ切り替えること。
登山の「糖分OKモード」を普段の生活に持ち込むと、“中毒食”ループに入ってしまいます。
すず犬くん:「登山で飲むコーラって、なんであんなに美味しいんだろう?」
すずきんくん:「あれは“糖質+達成感”の合わせ技だよ。日常で再現しちゃダメ(笑)」

③ 拘りすぎると登山では危険
「健康であること」にこだわりすぎて食べる量を減らしたり、食事を制限したりすると、低血糖やエネルギー切れの危険があります。
登山では“完璧な健康食”より、“食べられるものをしっかり摂る”ことが大事。
すず犬くん:「ミニマリストでも、登山中は我慢しないほうがいいんだね。」
すずきんくん:「そう。必要なときに必要なだけ食べる。それが自然と生きるってことだよ。」

まとめ ー “中毒食”も、使い方次第で味方になる
登山では、不健康食品とされるものも**状況次第で“最良の栄養”**になります。
重要なのは、
- 「登山モード」と「日常モード」を切り替えること
- 身体が何を求めているかを感じ取ること
自然の中で食べるチョコバーやカップ麺は、ただの食品ではなく、**“生きるための知恵”**なのです。
すず犬くん:「登山中のカップラーメン、罪悪感ゼロで食べることにする!」
すずきんくん:「それが一番うまい食べ方だよ。」



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